フロシキ古本市が大阪中津商店街のハナヤにて開催され、本や人で賑わいました。
フロシキ古本市は、2021年の冬至の第一回目から、春分、夏至、秋分と暦の流れと共に開催され、今回で四回目を迎えることができました。これも、来てくださる人や、出展者の皆さん、そして古本市に並ぶ誰かが書いた本など様々な関係性で成り立っているのだなあと思います。いつもありがとうございます。
関東の八王子で古書店「げんせん館」を営んでいる坂田昌子さんをゲストにお呼びして、座談会「本と恋愛とセクシュアリティー」を開きました。
坂田さんが言うには本には、恋の話がよく登場するようなのです。
夏目漱石の「吾輩は猫である」も、あれは恋の話なのだそう。
純愛もあれば、ダブル不倫、悲しく儚い恋もあれば、泥沼の恋もある。
本の中で、恋とは何ぞやという問いかけをされるものなのかもしれません。
座談会の中で、「恋に関する印象に残っている本は何ですか?」と問いがありました。
んーなんだろなーと考えていたら、私は手塚治虫のブラックジャックを思い出しました。
ーーーネタばれ注意ーーー
医学生だったブラックジャックは同級生めぐみに恋をします。不器用なブラックジャックは雨の日にはめぐみのために傘をそっとドアに置き、暴君に襲われそうになれば戦って守る。しかし両想いになった時、彼女には末期の子宮がんが発見され、麻酔をかける直前に彼女にキスをしブラックジャックが手術して子宮を摘出します。そしてめぐみは世界を放浪する船医になります。
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おっと、ブラックジャック推しなのでついつい熱く語ってしまいました。
私が18歳の多感な時期に、言葉より行動することや、どうしようもない恋かもしれないけど永遠に続く瞬間があるんだな~と作品から学んだような気がします。本や漫画から無意識に感じ取っている自分の着眼点みたいなものが、座談会で浮き彫りになって本との付き合い方がまた広がりました。
皆さんの本と恋のお話、よろしければコメント欄で教えてくださいね。
坂田さんの座談会のお話はスリーリングスラジオにて配信予定ですので、ぜひ聞いてみてくださいね~!
次回古本市は、12月18日(日)大阪中津商店街ハナヤにて開催予定です。
次回も待ってるよ~
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